CanCam2月号の「自撮りライト」を、マイクロフォーサーズ用LEDマクロリングライトとして「ガチ改造」する方法。

ことの経緯〜CanCamおっさんにバカ売れする

このほどtwitter上で突如、「CanCamの付録がヤバい!」という話題が沸騰しました。

しかも話題の主は、CanCamとおよそ縁のなさそうな虫屋(昆虫にまつわる色々を趣味・仕事としておられる方々)。

この「付録」とはハート型にLEDが並んだ「自撮り用ライト」で、これをスマフォに装着して自撮りするとキャッチライト(目の中に写るキラキラ)が♡型になる!というもの。

(画像ナシ!!!)

このライトにはもう一つ効能があって、小さい被写体を接写する際、360°どの方向からも光が当たるため、影がほとんどできない無影撮影ができるということ。

これに目をつけた虫屋たちが、こぞってスマフォでも昆虫撮影用に購入するという事態に…

一眼レフやミラーレスでも使える!??

さて、ここまでは「あー確かに面白いかなー」なんて私も眺めてましたが、ある一件のツイートを読んで思わず席から立ち上がります。

ちっちゃいもの撮影のみなさんに話題のCancam2月号付録のリングライト。簡単な改造でマイクロフォーサーズシステムに組み込むことが可能だとわかってしまいました。(昆虫食普及の第一人者、蟲喰ロトワ様のTweetより)

なんですと!?

もうその場で居ても立ってもいられなくなりCanCamを買いに書店にダッシュですよ!

そしてCanCam購入

人生で初めて、CanCamを買いました。

なんでしょうね。僕はこう見えて少女漫画とか結構平気で買うんですが、レジに並んでいるとそれよりはるかに嫌な汗出てきます。

多分、女性に生まれてたとしても「ひぃ〜柄じゃねぇ!!」って言って買うのに苦労してたでしょうね。

そして本誌から出てきた付録がこちら!

なるほど、この作りを見れば、虫屋ならカメラ用LEDリングライトを思い出すのは無理からぬこと。

ミラーレスのマクロレンズに装着可能なように改造!

私がマクロ撮影に使っているレンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroというオリンパスのマクロレンズなので、これに合わせて改造していきます。

改造の方法は昆虫食普及の第一人者、蟲喰ロトワ様のTweetを参考にしていますが、途中からいろいろオリジナルです。

さてこのライト、ライト本体(上)と電池ボックス(下)がクリップになっていて、そのままスマフォをはさみ込んで装着できるようになっています。

単4を2本使用。コンパクトでそこそこ電池が持ち、よく考えられています。

クリップ部分をまずは分解しないとカメラには付けられないので、

このクリップの軸になっているピンを抜いてしまいます。

上の写真の広がった先端部をラジオペンチなどではさんで潰し(アルミ製なので簡単)、反対側から抜きます。

これで、ライト本体と電池ボックスが分離します(リード線でつながっている)。

さて、このままだとハート型の上半分がプラスチックで塞がれたままです。

レンズがちいさなスマフォだといいのですが、一眼レフやミラーレスの大きなレンズにはだいぶ被ってしまい、ケラレ※そうです。

※ケラレる=十分な光が入らず画面の一部が暗くなったり、レンズ前に付けたものが写り込んでしまう

蟲喰ロトワ様によると、このままでも「マイクロフォーサーズの中望遠マクロで使う分にはほとんどケラレない」そうなのですが、どうせならハートの中心にレンズを持ってきたいので…

糸ノコで抜きました。

…これ、地味に結構しんどいです。この部分がABS樹脂という強度・耐久性・精度にすぐれカメラやレンズのプラスチック部分にも使われる素材でできているんです。

どこまで本気なんだCanCam!

よく考えたら、レンズがケラレないためには切り抜くにしてもハート型にする必要はないわけで、適当に半円形に切り取っても良かった(下図)

油性ペンで線を引いておいた線に沿ってドリルで細い穴をたくさん開け、ニッパーで切っていく方法がいいかもしれません。「ミニ四駆」の肉抜きでよく使ったテクですね。

コードを延長する

さて、このまま電池ボックスとライトを輪ゴムでレンズに巻いてもいいのですが、どうせならリングLEDとしての機能性を目指します。

野外で運用するにはリード線が細く心もとない感じがしたので、リード線を途中からぶった切って、より丈夫なケーブルで延長することに。

こんな感じね

どんな線を使ってもいいですが、私はiPhone/iPadのライトニングケーブルの根本が断線しちゃったやつを流用しました。

ライトニングケーブル、よく断線させちゃう人の家にはソースかけてスパゲティにできるくらいあるんじゃないでしょうか。

リード線を切って、ケーブルを用意したら、繋がずに次のステップに進みます。

ライト型の部分をワンタッチで装着可に!

粒ガムのボトルの蓋が超いい感じだったので(acuoのファミリーボトルでした)、コンパスカッター(なければ普通のカッター)でレンズがケラレない程度のサイズの穴をあけます。

見栄えを気にしないならそんなキレイにきらなくてもかまいません。

スペーサーとして、百均で買ってきたスポンジゴム(ドア・網戸用品)を貼りました。

ライトの線を逃がす用の穴をあけておいて、ライトをガムのボトルの蓋に取り付けます。

強力な両面テープで十分です。接着剤の場合は、ポリプロピレンとポリエチレンが接着できるタイプのものを使いましょう。

さて、これでLEDリングライトをレンズキャップのように簡単にカメラに取り付けることができるようになりました。

ちなみに上の写真の黒いチューブは、コンプレッサーやボンベにつないで使うエアーパーツの耐圧チューブです(組み立てのときに装着)。

ホームセンターで「耐圧チューブ」と言えばたいてい見つかります。これでリード線の付け根を曲げから保護しています。

組み立て

接着剤が固まったら、リード線をむいてよじって固定し、絶縁テープか圧縮チューブで処理し、仕上げに耐圧チューブを通します。

 

LEDは+/ーを間違えると点灯しないので、何色を何色につないだかちゃんと覚えておいて、電池ボックス側とライト側で必ず同じ色の線をつなぐようにします。

できた!

完成品がコチラ!

装着したところ。

無駄な見栄えにこだわらなければ、もう少しシンプルな工程でいけるかもしれません。

あ、電池ボックスの方の固定方法は何とでもなるので、皆さんで工夫してください。

私はクリップの構造に使われていた穴に太めの髪ゴムを通し、輪っかにしてからGH4のEVFのでっぱりに引っ掛けています。

点灯!

ハートの向きは自由自在です。

生き物の眼に♡型のキャッチライトを入れるのだったら、向きにもこだわりたいですよね!

ワンタッチで外して、リングライトを生き物に近づけて無影撮影…という運用にも対応。

撮ってみた!

さっそく撮ってみましょう。

折角なので、沖縄の固有種のカエルでも。。

オキナワイシカワガエル

きゃわいい!!

運用してみての感想ですが、昼日中や森の中など環境光がある程度ある場所での「影とり・補助光」としては極めて優秀。

しかし、真っ暗闇ではやはり少々光量不足です。上の写真もf/2.8と全然絞れませんでした。

以上、さぁCanCam2月号を買いに走りましょう!(もうかなり品薄ですが)(私は二部買いました)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です