200mmでいいんで誰か僕に望遠を!!「クロツラヘラサギ」に第一種接近遭遇したお話

昨日、沖縄県の某所のマングローブ周辺で植物調査(の下見)をしていると。。

某々センターの方がマングローブ横の溝を指差して「アレアレっ…!」とささやいている。

ん?

あぁ何かサギの類が歩いてますね。

カメラ Panasonic GH4
レンズ LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.

P1690574

P1690574 (1)

 

(なんでそんなに騒ぐんだろ…)

 

ん…?

P1690573

 

サギ:「なんすか」

き…君は!クロツラヘラサギ!!!

クロツラヘラサギとは

説明しよう!

クロツラヘラサギとは、世界的に生息数が減少しているトキ科ヘラサギ属の水鳥なのだ!

日本には冬になると沖縄と九州に少数が飛来する。IUCN(国際自然保護連合)のリストでもEN(絶滅危惧)に指定されている!

…その君がこんな街中の溝に!!
(背景がマングローブなのが沖縄らしいですが、間違いなく溝です)

この時点で僕のカメラについているのが35mm換算で60mmの単焦点マクロ。簡単に言うと、そんな遠くのものは大写しできないのだ!

今なら300mm(鳥撮りには短いと言われている)…いや200mmがあればめちゃいい写真撮れるのに!!

P1690575

 

結局、近づきすぎて逃げられましたorz

クロツラヘラサギと「普通」のサギの違い

僕や皆さんが普通に目にするサギは、ちょっと変わったゴイサギなども含めすべて「コウノトリ目サギ科」に分類されています。

これに対し、クロツラヘラサギを含めヘラサギの仲間は「コウノトリ目トキ科」。

サギよりむしろ、あの絶滅の危機に瀕している「トキ」と比較的近い鳥なんですね。

サギとの違いは、何と言っても愛嬌のある太くて平たい嘴です。ピンと尖った嘴のせいでなんとなくシャープな、キツい(もっと言うと”ドSな”)印象に見えるサギと違い、ヘラサギ類はこの嘴のおかげでちょっと「おまぬけ」に見えます。

この嘴を「はむはむ」しながら口を横方向に動かし、水中の魚やエビ・カニ類を漁って食べています。

もう一つのわかりやすい違いは、サギの仲間は飛ぶ際に首をSの字型に曲げて折りたたんで飛ぶのですが、ヘラサギの仲間は首をスッと伸ばして飛びます。なので慣れれば相当遠くを飛んでいるシルエットからだけでも区別することができます。

にしても、本当に惜しいことをしました。

飛んで逃げられる直前、距離にして10mくらい。この距離なら、せめて35換算で135mmのマクロレンズあたりを持っていればすごくいい写真が撮れただろうに。。

追記:

2月25日、付近で死亡している個体が。

P1700238

 

多分、先日の個体ではないと思います。

調子悪そうにしている個体が群れに1羽いたようなので。死因も、これだけだと何とも言えません(環境省の方が回収して調べるそうです)。

非常に残念である一方で、あの独特の嘴を間近で観察するというめったにない機会を得ました。

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