イモムシについて本気出して考えてみたら、以外に「なくはない」と気づいた話

なにを隠そう、いや別に隠しちゃいないですが。

イモムシ・ケムシが超苦手です。。

生き物好きを自称する「ニート博士」としては、これはちょっと恥ずかしいとすら思っているのですが。

なぜこんなに苦手なのか正直、不明です。

なぜかイモムシだけは、ダメ

ハチやムカデなど人に明らかにダメージを負わせてくる生き物は別として、たいがいの生き物は手にとって触ることができるのですが。

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アオダイショウと私

“ナガモノ”は別にどうってことないし、

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触角をなめて綺麗にするオオゲジ(沖縄本島産)

クモ・ゲジ・ヤスデの類もぜんぜん平気です。

ゴキブリ?なんなら手づかみします。

なのに。

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こーんなの見ちゃうと、ちょいと嫌な汗が吹き出すんですよね。イモムシには申し訳ないですが「キモチワルイ」って思っちゃいます。

柔らかいニョロニョロ系がダメかというとそんなことはなくて、ミミズもゴカイもコウガイビルもユムシもへっちゃら。

ただ、チョウ・ガ(鱗翅目)の幼虫とハチ・アリ・ハエの幼虫がとにかくダメ。

「触れ」と言われて触れないことはないですが、渋々です。うっかりフィールドで出会うと、服のどこかについているんじゃないか?って妄想が止まりません。。

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カシワマイマイ沖縄亜種

こういうのとかホントダメ。

で、そんな私の不甲斐なさを見てか、先日家族が借りてきた本がこちら。

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「ゲッチョ先生」こと盛口さんはこういった自然観察系の本を多数出していますが、どれもこれも素晴らしい著書で、ハズレ無しです。本書も大変オススメ。

読み進めていくうちに、山で写真を撮るのにやはり「イモムシがダメ」だという人が出てきて少しホッとしたりw

思い出のキイロスズメ

で、この本の半分くらいがもっぱら「スズメガ」というガの仲間の話題で占められているんですが…

 読んでて思い出しましたよ唐突に。

それこそ物心つくかどうかという頃から虫好きだった私ですが、一番古い虫の記憶が「キイロスズメ」というスズメガでした。

千葉県習志野市の団地で、植え込みのヤマノイモか何かについていたぶっといイモムシを育て、羽化してみれば見事なスズメガ。図鑑で見ると「キイロスズメ」とありました。

これが多分、私と虫とのファーストコンタクト。

…イモムシ、別に嫌いじゃなかったw

イモムシをじっくり見てみよう

結局、どこでどう間違ってイモムシ嫌いになってしまったかは分からずじまいです。

(多分、飼育中に死んで腐った、とかそんなのがトラウマになってる。)

仕方がないのでショック療法的に改めてイモムシの体をじっくり見てみましょう。皆さんもおつきあい下さい。

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冒頭の方の写真にも出てきたこいつ。「シモフリスズメ」というスズメガの幼虫です。10cmを超えるか超えないか、というサイズでかなりのボリューム感でした。

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ハムスターみたいでカワイ…カワイイか?

食草の葉を抱えてガジガジするシモフリスズメ幼虫。

さて唐突ですが、イモムシの足って何本あるんでしょう?

たくさんあるように見えて、実は「ホンモノ」は爪があるように見える前の3対(6本)だけです。上の写真で葉をつかむようにしている部分ですね。

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これは萌えポイントかも

他にお腹の部分やおしりの先端付近にこんな感じの「足のようなもの」があり「腹脚」「尾脚」と呼ばれますが、ホンモノの足ではありません。

なので昆虫の仲間のご多分にもれず、イモムシの足も「6本」なのです。

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シモフリスズメの幼虫の頭部

イモムシの体は柔らかいですが、この「頭」の部分だけはかなり硬質です。

餌が少ないと柔らかい体の方はやせ細っていきますが、この頭の部分はそのままの大きさだったりします。

ちなみに、かなり多くの種類のチョウやガは、餌がなくなると幼虫同士「共食い」します。アゲハチョウを育てていて、先にサナギになった仲間をむさぼり始める姿を見た時は衝撃でした。

(イモムシはいいとして)ケムシって刺さない??

「ケムシは刺すから苦手」って方も多いですね。

ただ、ものすごい数の種類のガ・チョウの幼虫の中で、実際に人間の皮膚に炎症を起こしたりする種類は1%もいません。

沖縄の毒ケムシの2大巨頭がこちら。

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タイワンキドクガ
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クヌギカレハ沖縄亜種(イワサキカレハ)

…もう私など、見るだけでむず痒いです(笑)

タイワンキドクガの方は毎年(真夏をはさんで初夏と秋に多い)、那覇の街中でもよく発生します。

イワサキカレハの方は「ヤマンギ」と呼ばれる通り、少し本格的に樹が茂っている森や山の中に出てきます。

刺された(かぶれた)場合、その場所を手で掻かず、粘着テープで毛を取り除いたり流水で洗い流すのが基本です。

イモムシは「都会の暮らしの中に進出してくる自然」

先ほど紹介したゲッチョ先生の著書を読んで面白いなと思った話の1つが、イモムシやガは「我々の暮らしの中に進出してくる自然」ではないかというお話。

私は普段、自然を見に行こうとして緑地の残る公園とか、山とか森とか、そんな場所へわざわざ出かけて、生き物を見て帰ってきます。

こうした「フィールド」と「街」にハッキリ境界線が引かれているわけではないですが、「帰ってくる」と感じるということは、私自身は「自分が暮らすエリア」とこれらの「フィールド」とを分けて考えているっつーことです。

でも、イモムシは住宅街であろうがベランダであろうが、食草(その種類の虫が食べる植物)が1本でもあれば、住宅街であろうとベランダであろうとおかまいなしに人の暮らしに「進出」してきますね。

p1250557ほら、そこの街路樹の下にもコロコロした糞が…

というわけで、イモムシにもっと興味がわけば、身近な自然を感じるアンテナの感度がグッと増しそうです。

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