魅惑の沖縄干潟!その1〜景色+ちょっと生き物編〜

干潟の写真を撮りに


さて、僕が立ち上げに関わっている(…と言い続けて4ヶ月経つネ、)ネイチャーツアーの会社のHPを飾る画像を撮るため、干潟に行ってまいりました。

ええ、平日の昼間っから。

カメラ FUJIFILM X-E2
レンズ FUJIFILM XF16mm F1.4 R WR
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マツバウミジグサか?海草の群生が美しい

いや〜やっぱいいですね干潟!

「干潟」と言っても、ムツゴロウがいてシオマネキがいて、人が胸くらいまで泥にはまっちゃって…という有明海のような泥干潟じゃありません。今回訪ねた干潟はどちらかというと、小石混じりの砂地に転石があったり、海草が一面に生えていたり…というフィールド。

これはもう手網を片手にはしゃぎ回りたいところですが、そこはグッと我慢して宣材写真撮りを。。

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せっかくなので超広角でも。

「海草」とは…


さて、「海草」と書きましたが「海藻」の誤植ではありませんよ(草だけに誤「植」w…いえ、すみません)。

ワカメやコンブ、ノリやヒジキやモズクなどの「海藻」は「藻類」で、種子ではなく胞子で殖える「原始的な」植物の仲間です。

一方で「海草(かいそう、うみくさ)」と呼ばれるものは、花も咲かせれば種もつくる高等な植物(被子植物)。アマモやスガモなどを指します。被子植物は陸上で進化しましたが、「海草」はどういうわけかもう一度「海に戻って生きる」ことを選んだ、ちょっと風変わりな植物なのです。

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少しなら干上がっても大丈夫!

「海草」がわっさわっさ生えているこのような生えているこのような場所を「海草藻場(かいそうもば)」って言います。なんたる語義矛盾^^;

(どうでも良いけど、「モバゲー(モバイルゲーム)」って初めて聞いた時「藻場のゲーム」だと思いました)

「海草藻場」は、陸からの栄養分が流れ込んでいる河口の周囲などに形成されます。「栄養」と書きましたが、もともときれいな(貧栄養の)海に発達するサンゴ礁にとっては「汚れ」の一種。見方によっては、「海草藻場」が陸から流れてくる汚れを受け止め、浄化してくれているとも言えます。

…ということで、干潟から外洋に向かってちょっと歩くとサンゴ礁が。

干潟の隣のサンゴ礁


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茶色く見えるのがサンゴ
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こちらはシコロサンゴ属の一種

シコロサンゴは波の静かな海に多いサンゴです。葉っぱのような薄い形は光を受ける効率が良い一方、荒波に対しては弱いのです。

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オオイカリナマコ

オオイカリナマコ。サンゴ礁の砂地や藻場に生息する大型のナマコで、最大2mほどになります。このアングルはちょっとイケてるなと思ったので、何カットも撮っています。

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別の個体を容器に取ってみました。羽根のように見えるのは口の周りの触手で、この触手で砂を口に運び、砂に混じっている有機物を消化して栄養にしています。

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こちらはジャノメナマコ

小石がくっついていますが、これはナマコ自身がカモフラージュのためにわざとくっつけたもの。よく見るとゼニイシ(有孔虫の一種)も付いてますね。

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内蔵ブシャー!(梨汁ブシャー、的なノリで)

ナマコの仲間の一部は、掴まれたりすると「キュビエ管」と呼ばれる臓器を放出します(昔は「腸」と言われてきたけど腸ではありません)。キュビエ管を失ってもナマコは死にませんし、そのうちまた作りますが、エネルギーを消耗するのは事実なのであまり無闇に放出させてはイケマセン。

このジャノメナマコは、フタスジナマコと並んでちょっと触っただけで発射する「ヘアトリガー」なナマコとして、一部で有名です。

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先日、4日間ものサンゴ同定講習を受けたばっかりなので、この辺の浅瀬のサンゴの種類も全部分かります。えっと…パリカメノコキクメイシですね、だいたい(一番左の焦げ茶色はコカメノコキクメイシ属かも)。

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シラナミガイか?シャコガイの仲間が2個体

岩の中に埋もれるようにして住んでいる二枚貝です。シャコガイがたくさんいるのは自然度が高い海岸。

シャコガイというと、沖縄の方は食べる話ばかりします。いや、シャコガイ確かに美味しいですけど。。海岸に人がたくさん入るようになると真っ先に消えてしまうのは切ないですね。食べるにしろ、もっとセーブしないと。。

シャコガイは外套膜の色が様々なので、観察すると楽しいです。手で影を作るとサッと身を引っ込めるので、光を察知しているということがわかります(実は眼があります)。

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サンゴ礁の浅瀬で生き物を撮っていると絶対と言っていいほど写り込んでくるナガウニ。4種類いて、岸に近い浅瀬からリーフエッジ(サンゴ礁の外縁)まで棲み分けています。

あとはこんな写真を撮ったりしながら

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シコロサンゴ&さざ波

気がつけば満潮。屈んで写真を撮るお尻を、満ちてくる潮が濡らします。

というわけで、今日は真面目に宣材写真撮りに徹しました。その2へ続く。

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