カメラ(ミラーレス)の内蔵フラッシュに合うディフューザーを自作してみた。

CanCam付録のハート型LEDリングライトの件があって、マクロ撮影でのライティングにもちょっと興味が出てきました。

いや、あくまでちょっとですよ…?

CanCam2月号付録のマイクロフォーサーズ向けリングLEDライト

(実際はスマフォに取り付けるライトです。マイクロフォーサーズ向けの改造の仕方はこちら。)

マクロ撮影のライティングはほんとうに奥が深いらしくて、欲を言えばレンズに装着する小型のツインマクロフラッシュ(光量が別々に設定できたりする)なんかが欲しいとこなのですが…!

そんな装備は私にとっては高嶺の花。

と、今まで諦めてきたのですが、自作できる範囲で「もう少しだけなんとかならないものか?」と思い、手始めにディフューザー(影とり)を自作してみました。

今回はちょっと奮発して予算を大量投入(材料費およそ¥200)。

ディフューザーとは

ディフューズ(defuse)は多くのひとにとってあまり聞き慣れない英単語かもしれませんが、「拡散させる」などの意味を持ちます。

ディフューザーとは、ようは「ビカっ」と光ってる光を「フワっ」と和らげるためのもの。

特にカメラの内蔵フラッシュ(カメラ本体からパコンと出てくるやつ)を使う場合、光が真正面からしか当たらないため正面のみ強く光る写真になりがちです。

内蔵フラシュをそのまま当てて撮影

これはこれで力強くていいのですが、いかにも「フラッシュ当てました!」という感じの写真になります。

これを、何というかもう少しフワッと光を回り込ませ、「自然に明るい所で撮りました」的な写真にするのがディフューザーの役目。

と言ってもなにも複雑なメカなどではなく、フラッシュの前に白っぽい紙などを置けばそれなりに光が柔らかくなります。

牛乳パックで作ったディフューザーを使用。

以前から、白い紙などを持参してフラッシュの前にかざして撮ったり、牛乳パックの表面の印刷をはがしたものをフラッシュに被せて撮ったりはしていました。

材料と作り方

紙や牛乳パックでももちろんいいのですが、今回は手で固定しなくても運用できる「そこそこちゃんとした」ものを作りたいと思います。

今回、目をつけたのはこちらの百均のまな板。

フラッシュ光をディフューズさせる素材は、白くて光をそこそこ通せばまな板でも下敷きでもいいのですが、大切なのはその透明度。

光をまったく通さないものはもちろんダメですが、「半透明」くらいだと逆に全然効果がありません。

感覚としては、「限りなく白に近いけど、よく見ると裏側が軽く透けて見えちゃう」(※別にエロ方面の話じゃないですよ)という感じの素材が適しています。

ちょっと黄色みがかった素材などは、フラッシュ光に色がついてしまうので良くないかもです。

あと、あまり薄いとペナペナで扱いづらいですし、あまり厚いと加工が大変。

 

半分に切ってから、レンズのレンズフード装着部分の径に合うサイズのコップを探してきて、これを利用して半円を切り取ります。

コンパスカッターを使うという手もありますね。

さて、このままでも機能的にはOKなんですが、せっかくなのでキャッチライト(人物の目などに入る光)の形にもこだわりたいじゃないですか。このままだとキャッチライトが四角形になります。

 

ということで「ケーキ型の底板」がいい感じの曲線だったのでこれを使って角を丸く切り取ってみました。

 

切り取ったところ。

ちなみに、少し厚手のプラスチックの板を切るときは右のプラスッチック板用カッターが重宝します。

普通のカッターとだいぶ使い勝手が違っていて、V字の溝を彫るようにして切っていきます。軽めの力で何回も彫って溝を深くしていくのがコツ。

ある程度溝が深くなったら、普通のカッターの刃を使って溝に沿って切り離せばOK。

あとは半円の左右に穴を開けて、百均で買ってきた髪ゴム(カットして使う長めのもの)を通せば完成。

(まな板¥100+髪ゴム¥100で2個分作れます。)

こんな感じ。

装着してみたところ(正面)

上から。

実写してみた

上の写真でカメラについているレンズはFUJIFILMのXF16mmF1.4 R WRという広角レンズなんですが、広角な上にけっこうデカいレンズなので、内蔵フラッシュで普通に撮るとこんな感じにフラッシュ光がケラれます。

被写体はバイオリン用の松ヤニ。変なモノですみません

これをディフューザーを装着して撮ってみると…

おわっっ!!!

これは想像以上に良いのではないでしょうか。

というわけで、居ても立ってもいられなくなりこの間行ったばかりの夜の森へふたたび。

これは。

もしや

ちょっと自画自賛してもいいやつでは。

…すみません調子に乗りました。

無論、何灯も外部ストロボを焚くライティングには敵いませんが、内蔵フラッシュでここまで写れば御の字ではないでしょうか。

広角レンズなので、どの写真もレンズ前5cmくらいまで寄っています。すごい緊張感。

コブナナフシonサタソウ。

それにしても、絞りを絞り込んで広角マクロ、楽しすぎです。こりゃあみんなハマるわけだ。

もちろん人様の撮影にも大いに使えます。

逆光で顔に影ができそうなシチュエーションですが、こちら側からディフューザーをかましてフラッシュ光を当てることで肌がテカらず明るく撮れました。

ディフューザー自作のススメ

調子に乗ってもう一つ、マイクロフォーサーズ機のM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro用にも作りました。

外部ストロボ、マクロツインフラッシュなどが使えるに越したことはありませんが、内蔵フラッシュも直当てするのとディフューザーを付けるので全く雰囲気の違う写真が撮れることが分かりました。

もちろん、直当てがダメというわけではないのですが、少なくともフラッシュを使って生き物を撮る場合、ディフューザーを持っていかないなんてもう有り得ない…と思えるくらいには使えます。

ちなみに、「影とりくん」「影とりジャンボ」という名前で布製の影とりが販売されていて、こちらはレンズの径がある程度違っても取り付けられる仕様になっています。

お金に余裕のある方は迷わずそちらをどうぞ。

 

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