ある男子のカメラ遍歴「ゼロからハマってミラーレスのシステムを組むまで」Part1

ども、ニート博士です。

私は自他共に認めるカメラジャンキーです。

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ホルトノキの紅葉。「今月の一枚」的な。

が、もともとはカメラに強いこだわりがあったわけでは全然ありません。

カメラを始める前の趣味といえば、昆虫採集、熱帯魚、釣り(ライトソルトゲーム)、読書、音楽etc.

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Betta mandor こういうちょっとマニアックな熱帯魚が好き。

いじって遊べるもの、工夫のしがいのあるものが大好きだったのでカメラにハマる要素は十分だったはずなのですが、接点がありませんでした。

今日は、そんな私がいかにして「沼」にハマっていったのか…?という他愛もない話をしようと思います。一昔前のカメラの話もたくさん出てきます。

 

初代コンパクトデジカメの思ひ出

私が初めて自分のカメラを持ったのは、大学に入ったばかりの頃でした。

今やカメラ事業から撤退してしまったKYOCERA製のFinecam SL300R という300万画素のカメラで、かなり薄型の本体部分をヒネるとレンズユニット(光学3倍ズーム)の向きが変えられる、という当時としては結構斬新な作りだったんですが。

この機種を選んだ動機が、

「女の子と2人で自撮りがしたかった」

ええ、当時男子校(都合中高6年間!)から大学に入ってよほど浮足立ってたんでしょうね。当時、「自撮り」なんて言葉はありませんでしたが。

なんか「こういうカメラ持ってれば2人で写って、写真送ったりして交流が生まれたりするんじゃね!?」とか考えてました。ああ痛々しいorz

(↑と思ったけど、「今の写真送って〜!」「いいよ、LINE教えて〜」とかは結構悪くない手かも。コミュ力さえあればですが。)

結局、このカメラで女の子と自撮りするような展開には、一切なりませんでした。

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Finecam SL300Rにて撮影

あまり写真を撮らなくなってお蔵入りし、1年後くらいに取り出してみたら故障していて結局そのまま。

2台め、Canon PowerShot S60の活躍と、哀しい最期

それから、高校時代からの趣味だった釣りに傾注したり音楽に没頭したり(あれ、専門の勉強は…?)していたしばらくの間、カメラを持たない時代が続きました。

で、ある日突然釣り部の先輩から「防水ハウジングいらな〜い?中身のカメラ壊れちゃって」という大変ありがたいお話が。

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こんなの

当時、シュノーケリングをやっていた私は狂喜乱舞して、速攻で中古でハウジングに合うカメラをゲット。

それがCanonのPowerShot S60というカメラでした。

厚み・重みのある不格好な外観ながら、これはホントに素晴らしいカメラでしたね。

入手した時にはすでにもう出て3-4年くらいの型落ち機で安くなっていましたが、新品定価でおよそ12万、と当時のデジタル一眼レフにせまる高級機でした。

高級機なだけあって作りも良く、レンズも至極まともなのが付いていて、かつ500万画素と無理のない画素数で(それでも当時は高画素だった)、センサーがCCDで…と「良い画」になる条件が揃ったカメラ。

動作は非常にのんびりで、シュノーケリングでの水中撮影は無理ゲー感がありましたが、陸上で撮った写真は今見返しても大変自然な色合いの「良い画」です。

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CanonのPowerShot S60にて撮影 イトヒキアジ成魚?

惜しむは、当時私に「作品を撮る」という概念が全くなかったこと。カメラは完全に記録道具でしかありませんでした。

このカメラは相当大事に愛用しました。

が、卒業研究のデータ取りで潜っていた波の強いある日、水面でちょっと強い波に飲まれて一瞬溺れかけ、落ち着いた時には私の手の中にありませんでした。南無三。

30分くらい泳いであたりを探しましたが、波がさらに高くなってきて、命には代えられないので撤退。

仮に今5000円くらいで状態の良い中古が出てたら衝動買いしてしまうかも、と思うくらいいいカメラでした。あー、でも記録メディアがコンパクトフラッシュだからなぁ…。

接写がピカイチだったPENTAX Optio WP&WPi

さて、卒業研究のデータ取りの必要もあり、その次のカメラはすぐに購入しました。

カニ・エビなどを研究しているポスドクの先輩のオススメに従い(F田さんその節はありがとうございます!)、接写に強いPENTAX Optio WP(+のちに買い増しでWPi)を購入しました。

これがまた接写での写りがスゴ機。

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PENTAX Optio WPi コブヒトデとヒトデヤドリエビの一種

大変コンパクトで本体防水でレンズが飛び出ないタイプ…と、今の防水コンパクトデジカメのパイオニア的な存在でした(ただし600万画素)。

本体自体も防水なのですが、SeaToolというメーカーの社外品の防水ハウジング(これ、コンパクトでシンプルで頑丈で最強でした!)に入れて使っていました。

このハウジングに取り付ける、一見おもちゃのルーペのようなクローズアップレンズも一緒に買ったのですが、これの写りがまた秀逸!

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PENTAX Optio WPi +クローズアップレンズ ミドリイシのポリプ

風景を撮ったりすると白飛びが目立ってイマイチでしたが、こと水中での接写に関しては本当にいい仕事をするカメラでした。

(今やフィールド屋の「標準装備」になりつつあるOLYMPUS TGシリーズと比べると、解像度では負けますが色味の自然さ・美しさではOptio WPiの圧勝だと思う。)

このカメラは水没したり、落としたりで都合3台(いずれも中古)買いました。SeaToolのハウジングの使い勝手がすごく良かったのも◯です。

記録用カメラとして最高に優秀だったCanon PowerShot G11

Optio WPiは大変気に入ってだいぶ長く愛用していたのですが、AFを含め動作がかなりもっさりしていて、また画素数的にもやや時代遅れになってきた感がありました。

そんな頃、研究室で備品として購入したCanon PowerShot G11の使い勝手の良さに惚れ、自分でも購入しました。

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CanonのPowerShot G11にて撮影

このカメラ、ホンっトに使い勝手に優れてました。

操作系が当時のCanonのデジタル一眼レフのEOSシリーズ、それも中〜上級機と共通していて、シャッタースピードや絞りがダイヤルで変えられるのはもちろん、露出やISOのダイヤルも独立していて、Fn(ファンクション)ボタンも豊富でした。

「ボタンが多いと難しそう」という方がいますが、逆です。設定値を変えるためにメニュー画面から延々とたどるより、ボタン1つで呼び出せた方がいいに決まっています。ただ、タッチパネルのインターフェースが進化すれば、その常識ももしかしたら古いものになるかも。

起動速度もAFなどの動作も当時としては速く、記録用のカメラとしてはホントにこれ以上ないカメラでした。

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CanonのPowerShot G11+水中ハウジングで撮影

「ISO感度さえ上げなければ」という条件付きでですが、画質もすごく良かったです。

この時代までのPower Shotはレンズがf/2.8とか「小粒のレンズとして無理のない明るさ」だったため、非常にシャープに写ります。

その代わり、絞りを開いてボケを楽しむ…といった撮り方には向かず、常にPモード(絞り&シャッタースピード自動)での撮影で、設定するとしても露出補正とホワイトバランスくらいでした。

「作品」を撮ろうと思ってカメラを構えることもしなかったですね。

1つ、大きな不満があるとすると動画機能。最高画質で幅640✕480ピクセル。今なら、通信速度がメチャ遅だけどどうしてもyoutubeを見たい!という時の画質です。これだけは、当時としてもお世辞にも高いとはいい難いスペックでした。

カメラを操作する楽しみと明るいレンズの魅力を教えてくれた「イケナイ子」RX100

さて、G11はフィールドに旅行にと使い倒し不満も少なかったのですが、さすがにガタが来て、撮った画像に1画素分の線が入ったりするようになりました(CCDの回路が断線したと思われる)。

そこで買い替えを検討していたのですが、当時の第一候補がOLYMPUSのTG-2。

これはマクロ撮影に優れ、本体が防塵防水&耐衝撃とまさに「鬼のように」優秀なフィールドカメラで、当時私が所属していた研究室もそのまわりの研究室も、海の研究をやっている人はこぞって買い求めていました。この流れはTG-4が出た現在も変わっていません。

で、ひねくれ者の私は「みんな使っている」TGシリーズに手を出しませんでした(笑)

TGシリーズの数少ない弱点として、センサーが小さいこともあって風景を撮ったりするとダイナミックレンジが足りず、グラデーションなどがあんまり綺麗に出ないのですが。

その「全く逆を行く」カメラとして目に止まったのがSONYのRX100というカメラでした。

今まで使ってきたカメラほとんど全部に「優秀だった」「いいカメラだった」と賛辞を送ってますが(笑)カメラやレンズを新調して、一番「衝撃的」だったのが、(今メインのミラーレスを含めても)このRX100でした。

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SONY RX100で撮影

近〜遠景の写りがめちゃくちゃシャープ。

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SONY RX100で撮影

ダイナミックレンジもコンパクトデジカメとしては抜群に広く、階調も大変なめらかです。

ただ接写にそんなに強くなく(レンズ前から5cmほど、ズームするともう全く寄れない)、おまけに最短まで寄って撮るとこんな感じでソフトフォーカス風になります。

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SONY RX100で撮影

これはこれでアリですが。

さて、このカメラはレンズがf/1.8(開放)と明るく、「絞り優先モード」で撮る楽しみを実感できるカメラでした。

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SONY RX100+水中ハウジングで撮影

ボケ味も柔らかくて最高。

でもこれが後に「もっとボカしてみたい」という欲求に火をつけ、レンズ交換式カメラ(いわゆる一眼レフ、ミラーレス)へと一直線に道を踏み外すキッカケになるのです。

そういう意味でこのカメラの罪(?)は重い、非常に。(笑)

ちなみにこのカメラ、2016年11月現在で新型「RX100Ⅴ」まで計5モデルの新型が出ていてそれぞれ凄いんですが、2012年発売の初代がいまだに生産されていていまだに一番人気です。

値段もこなれてきたので、風景撮影用にコンパクトなカメラを探している方には未だにベストチョイスなのではないかと思います。

さて、長くなってしまったのでRX100からレンズ交換式カメラ(ミラーレス)に手を出して沼に沈んでいく過程は、次回のエントリで書きたいと思います。

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